遺伝子マッピングについて |
理研BRCマウス表現型解析開発チームでは、変異マウスの連鎖解析を目的とした高速遺伝子マッピングシステムを運用し効率よく遺伝子マッピングを実施しています。これは、TaqManアッセイ法(Applied Biosystems)による全染色体でのSNPsジェノタイピングによるもので、サンプル処理の半自動化により迅速な解析が可能です。現在、C57BL/6Jマウスに対しDBA/2J・C3H/HeJ・MSM/Msの各マウスのSNPs多型を検出することができるマーカーを約20cM(40Mb)間隔で全染色体に渡り約100 lociに設置してあり、384穴フォーマットのプレートを使用することで多検体の高速処理を実現しています。出力されるタイピングデータから連鎖解析に基づくQTLマッピングを行なうことで責任遺伝子座を特定します。このシステムを広くご利用いただき、疾患モデルマウスの原因遺伝子探索のみならず遺伝子改変マウスにおける修飾遺伝子の探索などもターゲットに遺伝子マッピングの支援をおこなって参りたいと考えています。
また、システムの中でジェノタイピングをおこなっているSNPsの位置および系統間の多型情報を公開しています。下記図中の「使用SNPs情報のダウンロード」よりダウンロードが可能です。
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解析申込み方法 |
解析をご希望される方は「遺伝子マッピング申込み書類」をダウンロードし、記入例を参考に必要事項を記入してください。
(遺伝子マッピング申込み書類および記入例のダウンロード) |
あわせて、マッピング実施同意書をダウンロードし、記入例を参考に必要事項を記入してください。
(マッピング実施同意書および記入例のダウンロード*準備中*) |
申込み書類・実施同意書にご記入後、右の「お申込み」からメールに添付し送信してください。
(お申込み) |
後ほど担当者よりご連絡差し上げます。内容の確認や打ち合わせの後、解析マウスの尾(5mm程度)・耳(片耳)をご送付いただきます。DNA抽出はこちらで実施し、続けてTaqManアッセイによるGenotypingを行ないます。 |
その他ご不明な点ございましたらお気軽にお問い合わせください。(お問い合わせ)
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