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  プロトコール
    ・Modified SHIRPAのVersionとその用途

  RIKEN Modified SHIRPAは今までに行ってきました研究目的にあわせ、検査項目の追加、削除、 さらに一部の項目については判定基準の改良を行ってきました。私たちはこういった検査項目の内容を変更する際に、 Versionの更新という形でそれら検査項目のセットを識別しております。


V1: 理化学研究所ゲノム科学総合研究センター(GSC)における理研大規模ENUミュータジェネシスプロジェクトにおいて、 変異体マウスの形態及び行動観察の第一次検査としてModified SHIRPA(version 1)を開発しました。 このversionでは、オリジナルとなるSHIRPA(Rogers et al., 1999)の42の観察項目からなる第一次検査に、 16の形態観察項目を追加したもので構成されています。


V2: ENUミュータジェネシスの異常形質個体の検出において、迅速性を求めた結果、異常形質の検出がない検査項目の削除など、 さらなる選定を行った項目で構成されています。


V3:日本マウスクリニックのパイプライン1で使用されているVersionです。パイプライン中の実施検査間での標的形質の重複を避けるとともに、 ENUミュータジェネシスの経験による異常の検出されない検査項目についてのコメント記載への対応変更、 未対応であった既存の異常形質への新規項目の追加など、さらなる迅速で効率的な検査項目の選定を行っています。


V4:V1からV3までの検査項目をまとめた総合検査versionです。V3までに内容の改変が行われた検査項目は、 すべてV3の検査項目内容をV1、V2のものより優先して採用しております。Modified SHIRPA 単独での網羅的な行動、 感覚器反応、運動性評価を行う場合は、現在このversionが最適です。


V5:V1.0からV4.2までの検査項目をまとめ、老化研究用に作成したversionです。

各Versionに含まれる項目については、項目一覧のページをご覧ください。


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