日本マウスクリニック
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クリニック検査(パイプライン01)



パイプライン1
代謝、血液、骨/骨格、癌、循環器、感覚器、皮膚/被毛、神経/行動といった多領域にわたる検査項目セットから 構成されています。標準検査とさらに詳細で限局的な検査を必要とする二次階層検査(詳細検査)から成ります。




  P1-01: 可視的検査-Modified SHIRPA- (8週齢) sop_b.png


行動や形態、感覚反応について観察します。
簡単な器具を用いたハンドリング操作からマウスの行動、感覚、形態に関する56項目について検査します。
  


  P1-02: 血算検査 (9週齢) sop_b.png

採血(眼窩採血)
(抗凝固剤としてEDTAを使用)
血算検査では、白血球数、赤血球数、血小板、白血球分画、網状赤血球数を含めた22項目を測定します(項目表参照)。
自動分析装置を用いて解析
(XN-1000V, sysmex)


  P1-03: 尿検査(10週齢) sop_b.png  

腎臓疾患,糖尿病,肝臓の異常,尿路系の炎症などを検出します。
   マウスをプラスチックトレイ上で保定し,採尿します。 尿検査紙(アークレイ株式会社)を尿に浸し,試験紙の色の変化を目視して判定します。


  P1-04: 生化学検査 (11週齢) sop_b.png

採血(眼窩採血)
(抗凝固剤としてヘパリンリチウムを使用)
遠心分離
(HbA1c測定の場合、血球を使用)
生化学自動分析装置による解析
(JCA-BM6070, 日本電子)

生化学検査では、マウス血漿を用い、肝機能(LDH, AST, ALT)、 腎機能(TP, ALB, UN, CRE)、脂質代謝系(T-Bil, HDL-C, LDL-C, T-CHO)、 糖代謝系(Glu, HbA1c)などの項目を測定します。


  P1-05: 剖検 (26週齢) sop_b.png  

生後26週齢まで飼育したマウス、 早期検査終了後の13-25週齢に異常の見られたマウスについて、 剖検を行い肉眼的観察を実施します。



  P1-07: 腹腔内ブドウ糖負荷試験(IPGTT)(14週齢) sop_b.png  

p1-10_g.png(104654 byte)
グルコカード
(ARKRAY, Inc)
ブドウ糖を腹腔内投与した時にどれだけ血糖値があがっていくのか, 下がり具合はどうかなど,「糖代謝機能」に異常があるかを調べる検査です


尿糖が陽性であったり,血液生化学検査において高血糖であった場合に, 糖尿病かどうかを確かめるための2次検査として位置づけられています。


  P1-08: アディポサイトカイン検査(18週齢) sop_b.png  

採血(眼窩採血)


遠心分離
(血清を使用)




マルチアレイサスペンションシステムによる解析
(BioPlex, バイオ・ラッド)



  P1-09: 眼底検査 (19週齢) sop_b.png  

眼底(網膜)の形態観察

マウスの瞳孔を散瞳させ、網膜、血管、視神経乳頭部を拡大鏡で観察します。


  P1-10: X線検査 (22週齢) sop_b.png  




  X線照射撮影装置を用い、骨形態の観察を行います。



  P1-11: 骨密度・体脂肪検査 (22週齢) sop_b.png

エックス線を用いたDEXA法(dual-energy x-ray absorptiometry)により骨密度・体脂肪を同時に測定します。
  PIXImus2 (LUNAR)による測定


  P1-12: 心電図検査 (24週齢)

p1-17_g3.png(57639 byte)

心臓機能の異常を検出・解析するために心電図(ECG)計測を行う。
皮膚表面電極を用い、心活動に由来する電位変化を記録・平均化し、 波形解析により各要素に基ずくパラメータを算出する。
これらを心機能異常 検出のための指標とする。


  P1-13: FACS (26週齢) sop_b.png  

  フローサイトメトリーにより、マウス脾臓サンプルを用いて細胞性免疫を調べます。
 
  BD LSRFortessa

  FlowJo Softwareを用いたマウスT細胞の解析例

検査項目



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