BRCバイオリソースの製品活用事例

バイオリソースセンター微生物材料開発室(JCM)から提供した微生物株(Lactococcus lactis subsp. lactis JCM5805)を活用した製品が、キリングループより実用化されました。


JCM 5805株とは?

乳酸菌の一つ、Lactococcus属のLactococcus lactis subsp. lactisという種で、「基準株」となっている株(その種の新種記載を行う際に、その生物を定義するための記述の拠り所となる菌株)です。同じ種では、このほかに、JCM 1158株JCM 7638株JCM 12650株JCM 20101株JCM 20312株JCM 20399株といった菌株があります。
JCM5805 株は、S. Orla-Jensen博士(1870-1949)により樹立され、英国NCDO、ドイツDSMZを経て、1986年(昭和61年)より理化学研究所微生物系統保存施設(JCM、現バイオリソースセンター微生物材料開発室)にて保存されているものです。


この株の保存履歴を、StrainInfo で確認することができます。

このように、起源の古いバイオリソースからも、新たな成果が創出されています。



JCM 5805株の入手

JCM 5805株は、現在も、大学・企業を含む研究機関の皆さまへ提供中です。本株の提供のために必要な書式は、「微生物材料提供依頼書」(書式M-4)及び「生物遺伝資源提供同意書」(MTA、書式M-5)です。手続きの詳細や書式のダウンロードは、注文から支払いまでの基本的流れをご参照下さい。
また、培養に関する情報や、本株を用いた研究成果等は、JCMオンラインカタログから参照いただけます。

なお、本株のゲノム情報がDDBJ(DNA Data Bank of Japan) より参照いただけるほか、本株に由来するゲノムDNA試料(リソース番号:JGD12491)も、遺伝子材料開発室より提供しています。必要な書類や手続き等は、提供申込みをご参照下さい。


理研BRC遺伝子材料開発室
http://dna.brc.riken.jp/ja/


理研BRCは、バイオリソースを通じて「イノベーション」に貢献します

学術研究から出口指向の研究まで、科学技術イノベーションに資するバイオリソース基盤を整備・提供することが、理研BRCのミッションです。基礎的な研究開発から製品化・事業化まで、フェーズに応じたMTA(生物遺伝資源提供同意書)の用意がありますので、是非理研BRCのバイオリソースを活用下さい。
なお、各バイオリソースには、寄託者等から付された個別の使用条件が設定されている場合があります。製品化・事業化を検討される際は、各担当部署のウェブサイトに記載のウェブカタログ、もしくは当該バイオリソースの提供の際のMTAの内容を確認の上、ご相談ください。

微生物株
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マウス系統
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ヒト・動物細胞
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遺伝子材料
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(ゲノムDNA、DNAクローン、プラスミドベクター、ウイルスベクターなど)
植物
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バイオリソースを用いた研究成果の情報は、貴重な付随情報としてユーザの皆さまに還元するとともに、バイオリソース事業の向上のために使用いたします。
研究成果情報は、上記の理研BRC各担当部署にお知らせいただくとともに、リソース番号などの情報をぜひ紹介ください。(例:微生物株を用いた論文発表の場合の記載例



関連情報

JCMより入手可能なゲノム塩基配列決定株(英語)
JCM Mail News No. 85 (2014.12.24)



本件に関するお問合せ先

理化学研究所バイオリソース推進室
029-836-9058
bioresource@ml.brc.riken.jp